一生モノとして買った時計 ビッグ・レベルソ(名機cal.822)(後編)

はせじです。

 

さて、後編です。

前編では時計趣味で大切にしていること、足を使って直感的に好きな時計を3本まで絞ったところまで書きました。

後編では、一生モノとしてビッグ・レベルソを購入するに至った経緯をつらつらと書いていこうと思います。

 

ちなみに購入したのは2018年春なので、もうだいぶ月日は経ってしまいました。それからまた色々な時計と出会って考え方が変わった(深化した?)点もありますが、当時の感覚を思い出しつつ文字にしていこうと思います。当時あれこれ悩んだときに時計仲間に相談した時のメールなどを見返すと、とても懐かしい気持ちになるとともに、ご縁に改めて感謝感謝でございます。

 

 

<2択からが絞れない>

前編で書いた3本から、次の2本まで直感的に絞りました 

①ショパール・LUC

ジャガールクルト・レベルソ

 

さて、ここからです。ここからが絞れません。

ショパールブティックには何度も足を運びました。XPSいいですよね。ちょうど足を運んでいたときにステンレスのXPSが在庫であるという時もあり、もうその場で決めようかと思った時もありました。

一方、ジャガールクルトもブティックや百貨店、中古屋を色々と巡りました。レベルソでも色んな種類ありますよね。裏面も文字盤のタイプ(デュオ)や、限定モノなどまで視野に入れ始めるとキリがありません。。。

 

 

<名機cal.822との出会い>

ここで、題名にある名機cal.822に少し話が近づいていきます。

2017年9年。私はジャガールクルト銀座並木ブティックで開催されている「マスタークラス」に参加しました。その時の感想を、Watch Media Onlineに投稿してます。

watch-media-online.com

 

ここで、私はジャガールクルトーの時計修理技師さんとともに、実際に機械(ムーブメント)を一通りピンセットとドライバーを使って、分解と組み立てを行いました。

大鏡(キズミ)を装着して、ネジを1本ふっとばして紛失させながら(本当にごめんなさい)何とかやり終えたときはとても感動しましたね。。キズミから見える精密な機械の美しさ、くみ上げた時のテンプが動き出す時の感動、チューニングの職人技、、私の大切な原体験のひとつです。

この時の経験から、初めて自らの手で機械に触れた時計としてジャガールクルトは特別な存在になっています。で、その時に丁寧に根気よく付き合っていただいた修理技師さんにこんな質問をしてみたのです。

ジャガールクルトのムーブメントを一通り触っていると伺いましたが、機械として最も優れているキャリバーは何だと感じますか?」

 

この答えで返ってきたのが、題名にあるcal.822になります。

 

 

<cal.822ってなんだろう・・・?(ここだけ専門用語あり)>

ちょっとググってみよう。ジャガールクルトで働いている人のみならず、時計愛好家や時計雑誌でも実はcal.822は名機として取り上げられていることが多いです。

 

例えば下記愛好家ブログを引用させていただくとこんなこんな説明があります。

http://www.geocities.co.jp/Stylish/8604/HTML/R_Movement.html

<Cal.822>

代表的な時計: Big Reverso
1992年、21石の手巻き角型メンズ用キャリバー。モセコ三針、6振動。

私見
 非常に古典的な外見を持つ、比較的新しい設計のキャリバー。角型スモセコ輪列の王道をいく設計。PP9-90やIWC87などと輪列配置は基本的にほぼ同一、というかもはやいじりようのない配置であろう。
 この年代で設計されたものとしては奇跡的とも思える、チラネジつきテンプ。ブリッジの分割形状や大きな2番の見え方など、個人的には大変に好きなキャリバー。手巻き感も最高に好み。コハゼの構造が比較的簡略なものとなっており、その味を感じる巻き心地となっている。5姿勢調整が標準で、精度の面でも申し分ない。スピロフィンつきで緩急調整はこれによるファインアジャストができる。さらにガンギ車の受けにも伏石(Capped Escape Wheel)と耐震装置が標準、香箱真も石入りと言うド級のスペック。素晴らしい!
 この機械もJLCの他の機械の例に漏れず、コンプリモジュールを追加することを前提に設計されたため実は2.3mmとかなり薄い機械であり、この点でもJLCらしいといえる。なおVCやIWCにも出している(VCの正方形の時計にこの機械はいささか合わないと思うのだが)。ランゲの角型機械との関係が注目されるが、JLCは無関係と言う。

 

今でこそ私はだいたい理解できます。ただ、今まで時計のことがよくわからない読者の目を意識して分かりやすい表現を貫いていたものの、ここで完全に置き去りになりましたね。中段にある「素晴らしい!」に共感できる方は是非談義しましょう。笑

若干テクニカルな要素については別途ブログを書く予定です。(それにしても上述したブログの完成度というか、熱量がハンパじゃない)

 

 

<cal.822復活・・・?>

さて、ここら辺までくるとcal.822が搭載されてる時計が欲しいなーと思ってくるわけです。そんな時にこんな時計雑誌クロノスの編集長広田さんがこんなことをつぶやいていました。

 

「名機cal.822が復活するらしい」

 

www.digimonostation.jp

 

レベルソ・クラシック・ミディアム・スモールセコンドがcal.822を搭載して発売されるというニュースが時計界隈を賑わせました。

もちろん私も実機を見るべくブティックに赴いた。しかし、大人気でバックオーダーしかない状況。実物を見ることなくオーダーするということは、なかなか私にはハードルが高く、またもや悶々とする日々がつづいた。その後百貨店でたまたま見る機会に恵まれ、私の心はほぼ固まった。と思いました。。。

 

 

<882A/2...?>

「レベルソ・クラシック・ミディアム・スモールセコンドを買おうか本気で悩んでいる」と何人かの時計愛好家に相談してみました。反応は様々でしたが、とある桁違いの愛好家の方々に聞いて、私はとてもシンプルなことに気付きました。

 

 

レベルソ・クラシック・ミディアム・スモールセコンドのキャリバーは822ではなく、822A/2である

 

 

この差が私を決定的にビッグ・レベルソに向かわせる要因となりました。。

後編と言いつつ終わらなかったので続きは最終回で!

一生モノとして買った時計 ビッグ・レベルソ(名機cal.822)(前編)

お久しぶりです。はせじです。

 

また時間が空いてしまいました。久々にブログを書くとなるとワクワクします。

全く更新していない数か月の間も毎月pvが1000くらいあるのですが、一体どなたでしょうか・・・?感想でもいただけると嬉しいです。

 

今回は去年購入した時計ビッグ・レベルソ について書こうと思います。

 

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時計趣味として最も楽しい時間のひとつが、何を買おうかあれこれ悩んでいる時だったりします。そんなホイホイ買える金額でもないですしね。

どういうシーンで使おうか、どんな作り手の時計にしようか、どんな形にしようか、どのくらいの予算で買おうか、などなど悩みはつきません。

 

結局時計を買うための言い訳を並べ立てているだけのようにも見えますが、一定の切り口・制約の中で納得いく時計を見いだせるかのプロセスが楽しいのです。その過程で自然と知識がついてきて、足を運んでいるうちに思いがけぬ縁があってその時計に出会ったり。

 

私はその時計にたどり着くのに1年ほどかかりました。到底数百文字で語れるものではないのですが、つらつらと振り返りながら前編後編と分けて綴ってみようと思います。

 

 

<自分が時計趣味で大切にしていること>

当たり前ですが時計には様々な種類があって、それだけ時計に対する接し方も千差万別です。そんな中で、私は次の記事に書いてあることをとても大切にしています。

 

"好き嫌い"と"良し悪し"の話: トキノタワゴトblog

「好き嫌い」は、ほぼ、その人の感性による。あくまで個人に立脚するので一般化・普遍化できない。強いて言えば「綺麗なもの」「カッコいいもの」が好き、ここまでは言えるかもしれないが、どんなものを綺麗と感じるか、カッコいいと感じるかは、一般論として論じることができない。感性は感情と置き換えることも出来るかもしれない。きわめてファジーなのである。
一方で、「良し悪し」は、それを判断する為に”知識”と”経験”が必要である。言い換えると知識と経験に基づく「知性」である。特に”知識”は、一般化・普遍化・明文化できる。あまりファジーではない。”経験”も、好き嫌いという”感性・感情”ほどファジーではないだろう。

以上を単純化すれば、「好き嫌い」は”感性”、「良し悪し」は”知性”による。

 

自分なりの解釈を一言でいうと、何か時計を見た時に次のように言える状態になっているのが理想的。

「この時計は良い時計ではないかもしれないけど、私は大好き。好きだからしょうがない」

 

このギャップが、ふわっと使われる「ロマン」という言葉の正体なんじゃないかなーと思ったりしている。

 

例えば、とある時計仲間で機械式時計に実用性を求める人がいる。

実用性の基準として、精度は勿論のこと、帯磁性や視認性などいくつかあるが、これらを突き詰めると機械式時計ではなくクオーツやデジタル時計になる。アップルウォッチなんて最良。つまり、機械式時計は実用的に「良い」時計とは言えない部分が多い。でも、懲りずに実用性のある機械式時計を「好き」だから買い続けている。言語化できない機械式時計のロマンがあるんですよね。

 

 

<一生モノの時計が欲しい>

さて、一生モノの時計を探すにあたって、一生モノを定義しておくと、「適切なメンテナンスをする事で一生使い続けられる時計」という以上に「世代を超えて受け継ぐことのできる時計」を呼んでいます。

今回は結婚式のメモリアルウォッチということもあって、いつか子供に譲ることも視野に入れてます。そして、欲を言えば自分を体現してくれるような名刺のような時計が欲しいと思ったり。

 

ということで、今回のコンセプトに沿う必要な要素は・・・と小難しく考えるのもなんだか面白くないので、とりあえずめちゃめちゃ足を使って都内の時計屋さんを巡りまくりました。そして直感的に好きだったシリーズが下記3つ

 

・ショパール L.U.Cコレクション(リンクはKIHさん渾身の工場訪問記なので時計工房がどんなものか、ショパールに興味のある方は時間あるときに是非ご一読を)

watch-media-online.com


・ブランパン ヴィルレ

ヴィルレ | Blancpain


ジャガールクルト レベルソ(リンクはおなじみ時計雑誌クロノスの圧倒的情報量レベルソ連載記事)

www.webchronos.net


(ちなみにランゲとグロスマンは予算オーバー。笑)

 

 

<さて、選べない>

どれも直感的に好きで何度も見に行ったけど、どれも好きなことは変わらなかった。

でもひとつしか買えない。困った。

 

そんな2017年の秋。こんな記事を見たのを覚えている。

www.digimonostation.jp

 "惜しまれつつ生産中止になった「ビッグ・レベルソ」の後継機。名機Cal.822を小ぶりなステンレス製のケースに搭載する。"


ここから、私はムーブメントにより着目するようになりました。

ビッグレベルソにたどり着くまでもう少々あるので続きは後編で。

 

はせじ

【Kikuchi Nakagawa Murakumo】実機レビュー

はせじです!


前回の記事からだいぶ時間が空いてしまいました。相変わらず時計の世界に惹かれていて、日々時計のことばかり考えて過ごしています。笑


最近は時計業界の人と間違えられることもありますが、私は時計とは全く関係ない普通のサラリーマンです。ひとりの愛好家として、時計を楽しんでます。


ちなみに、最近買った時計はジャガールクルトのビッグレベルソ(cal.822)。こちらについてはまた時間があれば書きます。


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前置きが長くなりましたが、今回書く内容はこちら。


【Kikuchi Nakagawa  Murakumo】


今回ご縁があって実機を拝見する機会をいただいたので、写真とともに感想を書いていきますね。

※写真の質や感想は個人の愛好家の域を超えないので、あくまで参考程度に受け止めてください。正式な情報はこれからメディアで取り上げられると思います。


時計レビューといっても私はそこまで知識もないので、時計の背後にある作り手の思いやストーリーにスポットを当てて紹介出来たらと思います。


KIKUCHI NAKAGAWAというブランドですが、私が心酔して1年半前に購入したLundis Bleusに引き続き、また設立したばかりの新興ブランドになります。


【2人の日本人時計師】
セイコーシチズンという時計メーカーと違って、KIKUCHI NAKAGAWAは菊池氏と中川氏という2人の時計師によって立ち上げられたブランドです。まずおふたりのプロフィールです。


菊池 悠介

東京大学建築学科卒業後、国内ソフトウェアベンダーに就職。2年弱で退職し時計を学ぶためパリへ留学。パリ時計学校卒業後、Antoine De Macedo Horlogerで時計修理の修行。帰国後はオリジナルの機械式時計を製作するため、Chronomètreを創業しオリジナルウォッチの制作をする傍ら、クロノス日本版にコンスタントフォース機構に関する記事を寄稿。時計理論サロン会員。ChronomètreはKIKUCHI NAKAGAWA創業に伴い発展的に解消。


中川 友就

刀匠での修行の後に時計師へ転向。時計専門学校卒業後、フランスでの修行を経てシチズン時計株式会社に就職。腕時計の設計、製造、調整など大規模製造業務に一通り従事。その後、東京時計精密株式会社へ転職し、独立時計師の小規模な製造現場に携わる。のちに退社、KIKUCHI NAKAGAWAを立ち上げ現在に至る。

※HPより抜粋


お二方の経歴についても色々と書きたいことはあるのですが、ひとつだけ。中川さんは時計の世界に入る前、日本刀の世界で修行した経験があるのですね。この要素は個人的にこのブランドにおいてポイントになると思っています。
(時計界隈では説明不要のおふたりですかね)


【理念】
次に理念です。おふたりがどんな思いでブランドを設立し、今回のMurakumoを作るに至ったのか。


イマジナリー・ウォッチメイキング

私達は相反する二つの理念を持っています。

  • 金属の持つ抽象性を引き出し、道具の域を超えた金属芸術を追求する。
  • 機械式腕時計黄金期である30年代-50年代の延長として道具としての正統な時計を作る。

この強烈な矛盾の共存こそが私達の創作の原点であり、この作品に非現実感という唯一無二の価値を与えるものに他なりません。

※HPより抜粋

いやー深い。この理念はなかなか強烈で、何よりも実機を見るとこの理念がじわじわと感じられるんです。ここら辺を感じ取る時間が私にとっては最も至福な時間です。


【実機写真つき感想】
時計の楽しみ方は様々です。私なりの楽しみ方で写真にコメントをつけていきますので、気になる方は読んでいただけると幸いです。時計好きな方には共感していただけるかなあと期待してます。


KIKUCHI NAKAGAWAとして最初のモデルMurakumo

〈全体〉

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このモデルについて、最初に取り上げた世界の大手時計メディアSJXはこう評しています。

Calatrava-style and Vaucher-powered.

カラトラバスタイル。ぱっと見の印象ではそういえるかもしれないですね。ラグの幅、ブレゲ数字にスペードの時針など、96に存在するスタイルです。(5時7時が・の文字盤はないはず?)もちろんカラトラバといえば時計好きなら知らない人はいない、機械式時計黄金期である30-50年代を象徴する完成されたモデルですよね。

そのスタイルに敬意を評した上で、KIKUCHI NAKAGAWAが現代の技術で作るとどうなるか。そんな視点でこの時計の詳細を見ていくと、先ほど記載した理念がじわじわと感じられるのです。

〈針〉

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さて、まず見ていくのは針。
写真で伝えられないのがもどかしいですが、とても立体的な作り込みになっています。この美しさは他のメーカーでは見たことないです。
例えば、ウルバンヤーゲンセンやロジャースミスも立体的な作り方で大変美しいですが、残念ながらそれらを見たことがないので対比出来ないのがもどかしい。グロスマンの針は大変美しいですが、それともまったく違う。


針についてふたつほど。

まずは、針製作のパートナーである由紀精密株式会社


個人的にはこういう世界に誇る技術を持った会社が大好きです。zozoの前澤氏がイーロンマスクとともにdear moon projectを立ち上げて最近話題の宇宙開発事業ですが、日本で同じく宇宙開発をしているスペースアクスルのほぼ全てを製作しているのが、この由紀精密です。
日本の独立時計師である浅岡氏とも共同で製作したことで界隈では知らない人はいない気がします。個人的には前澤氏はパテックではなくKIKUCHI NAKAGAWAをつけて宇宙に行くような日が来て欲しいなあと密かに期待しています。


もう一点が、日本刀との関係性

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たたら製鉄に始まる日本の伝統技術。理念にもある金属芸術の域です。今回のモデル名Murakumoは、日本の名刀である天叢雲剣あまのむらくものつるぎ)から来ているようです。

ある刀匠は名刀のことを次のように表現したといいます。
「それを見ただけで争いの愚かさを悟らせ、お互いに刀をおさめようという気持ちにさせるもの」


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Murakumoの長針にはそれを感じます。この流線型が「刃紋」を想起させて、それがまた美しさの先に奥深さを纏いますね。SJXの指摘するカラトラバの96スタイルの中に、この長針が不気味に日本の息吹を吹き込んで調和している様は、たまらない人にはたまらないんじゃないんでしょうか。


〈ブラックポリッシュ〉

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裏蓋とサイドからの写真。
これは本当に驚きました。。。
リューズに至るまでケースが完全にブラックポリッシュ。表現が難しいですが、あまりに黒くてスマートウォッチの液晶がついてるのかと思いましたよ。


時計の世界でブラックポリッシュというと、ムーブメントのネジなどに仕上げとしてすると聞いたことがあります。それをケース全面です。人によっては、機械式時計なんどから、シースルーバックで機械を見たいよ!!という人もいると思います。ちなみにこの時計のムーブメントはボーシェです!

しかし、この時計はソリッドバックにブラックポリッシュです。そして、裏蓋の内側には、、

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いやー、まじすか?裏蓋あけないと見れませんよ??笑 ブラックポリッシュの5点留めの裏蓋を自分で開ける猛者は皆無ですよ?笑笑

ということで、中にこんな機械やペルラージュが入っていると想像することでニヤニヤできる変態(自分含む)にはたまらないのです。変態仕様ですが、多分この時計に興味を示すような方には十分理解いただけるものだと思います。


ちなみに、このブラックポリッシュの仕上げは手作業によるもの。塗装でも機械でもなく。ダイヤモンドペースト1μと0.5μで根気強く磨いてます。少しでも時計をいじったことがある方ならこの狂気をすぐに想像できると思います。これは現代スイスにはないんじゃないんですかね。日本刀と同じく美しさと恐怖を高い次元で両立させた日本の世界に誇る技術です。

そして、このブラックポリッシュは、ケース全面なのでベゼルやラグにもかけられています。

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これって今までにない美しさなんじゃないかなって思います。自然光の下で遠くから見たとき、ブラックダイヤルとブラックポリッシュベゼル&ラグは光を吸収します。そして、風防の盛り上がった縁の所だけ白く丸く浮かび上がるような感じになります。これはもしも実機を見る機会があるか、今後メディアで取り上げられる際はそんなショットもあったら嬉しいなあ。

これは、まさに唯一無二の金属芸術です。


〈総評〉
さてさて、色々と書き足りませんがこのくらいで締めに入ろうと思います。


実機を見せていただいた時に、愛好家数人で談義をしながら撮った写真です。

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左はIWCのcal.60です。個人的に当時の時計として最も好きなモデルのひとつです。愛好家さんの私物ですがお願いして見せていただきました。

こう並べると、また良いですよね。雰囲気がより伝わるのではないでしょうか。


30-50年代の機械式時計を日本のアイデンティティを持って現代技術で作るとこうなるということが感じられる一本なのだと思います。繰り返しますが、時計の楽しみ方は人それぞれです。

既にオーダー出来るようですので、ご興味ある方はHPからどうぞー!



ここまでお付き合いいただいた方、ありがとうございます!


はせじ

レビュー記事書いてみた

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私の大好きな時計です。通っている喫茶店で撮った一枚。

 

お久しぶりです。はせじです。

前回の記事からなんと2ヶ月も期間が空いてしまいました。

 

すっかりツイッター中毒になってしまい、日々思っていることを垂れ流しているとブログに書くようなことがなくなってました。笑

最近はツイッターをアイフォンからアンインストールしてパソコンから時々確認するスタイルに切り替えたので、時々ブログで発散することになると思います。

 

ということで、今回は前回の「レビュー記事って何?」に呼応する形で実際に「レビュー記事書いてみた」というブログを書いてみます。

 

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今回書いたのは私の大好きな時計、Lundis Bleusです。

もうビジネスの要素を一切気にせず、純粋にこの時計を少しでも多くの人に知って欲しいという純粋な気持ちで勢いよく書きました。

 

最近色んなイベントに顔を出してみたご縁もあり、ゲストブログという形でWatch Media Onlineにてレビュー記事を掲載していただきました。

 

watch-media-online.com

 

新興ブランドでまだ日本にも代理店が存在しない状況下では、このブログがメーカーのブランドイメージを損ねるかもしれないという懸念はありながら、一方で、オーナー自身が発信していくことで認知度を少しでも向上させていく活動が大事だと思っています。

 

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実際にこの記事は公開後2日で500viewを超えて様々な方に発信することができました。個人的にとても良い機会になりました。a-lsさん、この場を借りて御礼申し上げます。

 

今はさらにこのブランドを応援するために、創業者と一緒に日本語版HPの作成をしています。翻訳業務はとても面白いです。ただ英語を日本語にするだけでなく、そこに込められた思いをコミュニケーションしながら誰よりも理解していくプロセスがとても好きです。

 

またいつか日本語版HPが完成したら、このブログで報告できればと思います。

 

今回はこの辺で。

レビュー記事ってなんだろう

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毎度お馴染みにしつつある冒頭の美しい写真。今回はペアーショットです。

 

ここまで品と可愛らしさと美しさを兼ね備えた時計もなかなかお目にかかりません。

 

人によって時計に興味を持つきっかけになるモデルは様々。そんな写真を毎回ブログの冒頭で紹介していきたいと思います。

 

 

 もう7回目の更新になります。はせじです。

 

ここ数日記事を更新していないのに毎日40viewくらいあって驚いています。今日会った友達にもブログ見てると言われて嬉しかったです。

 

さて、今日はレビュー記事について考察してみたいと思います。

 

皆さん時計について購入するとき、必ず時計について色々と調べますよね。ブランドのHPみたり、店舗に直接触れに行ったり、価格コムとかで評判見たり。まあそんな数あるソースの中で「レビュー記事」って個人的に結構大事だと思ってます。

 

私が最近購入したLundis Bleusというブランドのレビュー記事を某ブログに寄稿することになったこともあり、皆さんがレビュー記事に求めることをアンケートにとってみました。

 

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ダントツの一位は「様々なシーンでの写真」という結果。これはLundis Bleusが日本に販売店が無く直接見る機会が皆無なことが関係しているのだと思います。ということで、仕事の合間や休日でたくさん写真を撮りましたのでレビュー記事ではお楽しみください!

 

次は「時計師とのやり取り、こだわり」と続きます。新興ブランドならではの密な時計師とのやりとりや、独立時計師ならではの経済合理性に縛られないこだわりが強く反映されたデザインやコンセプトが求められてるのかなと思ってます。HPもまだ英語とフランス語しかないこともあり、あまり日本語の情報が出回ってないのも事実ですね。ここら辺は噛み砕いてお伝えしようと思います。

 

そして「基本スペックまとめ」です。まあこれは他の記事でうまくまとめてるんですが、、いかんせん英語なんですよね。時計師のこだわりが反映されているスペックだけ掻い摘んで書きます。

 

最後に「使い勝手、メンテナンス体制」ですが、これが最下位なのは意外でした。これよりも、「はせじ自身の感想が聞きたい」という嬉しいコメントを複数いただいたのでそちらを優先しようかと思います。

 

ということで、レビュー記事に求めることでした。探している時計の情報入手難易度に応じてレビュー記事に求められる要素も違うということですね。

 

今回もアンケートにご協力いただきありがとうございました!

 

 

はせじ

 

時計を通じた出会い

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もっと近くで見たくなる吸い寄せられるようなムーブメント。。

200年ほど前のフランス系懐中時計です。

私は個人的に腕時計よりも懐中時計が好きだったりします。ムーブメントの美しさを楽しむなら懐中時計です。

ちなみにこれはCWYEの懐中時計マニアの方からいただいた写真です。

http://usawwefuns.wixsite.com/cwye

※リンクはCWYEのサイトです

 

 

6回目の投稿です。はせじです。

 

今回は時計を通じた出会いについて書こうと思います。

 

この世に趣味ってたくさんありますよね。テニス、ランニング、読書、映画、音楽、登山、喫茶店巡り、プラモデル作りなどなど枚挙に暇がありません。

 

飽き性な私は色んな趣味に手を出してきては長続きせずにいました。

 

でも、時計は半年経った今全く飽きてません。その理由は何点かありますが、そのうちひとつが「出会い」ですね。

 

時計という趣味を通じて色んな人に出会えましたし、これからもその方々を通じてまた色々と出会っていける気がしてます。それがとても楽しみです。

 

偶然か分かりませんが、今まで会った時計好きな方に誰一人として悪い方がいません。なんでなんでしょうね。本当に皆さん博識なのにおごることもなく、色々と時計のことを教えてくれる優しい方々です。時計好きって良い人しかいないの?

 

社会人になってから仕事上の付き合いがやはり大半を占めるようになり、趣味繋がりという利害関係の全くないコミュニティというのはとても貴重だったりします。(アラサーの方々にはとても共感していただけると思います)

 

 もちろん利害関係ないのはユーザーサイドのコミュニティに限りますよね。当たり前ですが、時計師、メディア関連、輸入販売店、修理技師、ブティッカなどは生業として時計を扱っています。

 

特に時計師、修理技師の方々を尊敬しています。私は職人の世界に憧れがあるので。自らの手でモノを生み出したり、壊れたモノに新たに命を吹き込む技術は何にも代え難いものです。技術のない私は、彼らを応援するためにも何かしら出来ることはないかと最近思い始めています。

 

とりあえず時計好きの方々とワイワイしながらお互い好きな時計を買って共有して楽しんでいれば、それが時計業界を盛り上げていくことに繋がるんだと思います。

 

ということで今回は出会いについて書いてみました。自己満足の記事になりましたね。笑

 

これからもどうぞよろしくお願いします。

 

 

はせじ 

 

年相応の腕時計とは?

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なんてオシャレな時計でしょう。

赤字に刻まれたスーパーレッジェーラの文字。車好きならピンとくるかもしれません。

時計は専門メーカーだけじゃなく、

シャネルのようなファッションメーカーからも良いものが産み出されます。

シャネルのJ12は当時セラミックを使った革新的なモデルでした。

詳しくは調べればすぐわかると思います。

 

歴史も新作の情報も調べれば手に入るけど、そんなのをわざわざ調べないような人がサックリ読んでサックリわかって貰えればいいと思って、このシャネルのオーナーがブログを書いてます。

 http://our-watches.com/

 

時計に詳しくないけど興味ある方は、入門書を読むよりもまずこの方のブログを最初から読むといいです。

 

 

5回目の投稿ですね。はせじです。

 

今回は前回の記事でコメントをいただいた「年相応の腕時計とは?」についてスポットを当てたいと思います。

 

年相応の時計って何かを考えてネットで検索するとこんな記事がすぐ見つかります。

 

・30代ビジネスマンにお勧め時計10選

・年収○○万円の方向け時計

 

職業上の問題(客より高いのはNGとか)とかは阻害要因としてはあるものの、一言で言えば「資金力」に応じた時計なんだと思います。

 

じゃあまだ稼いでない学生や新入社員が高級時計つけたら何がいけないの??

 

という疑問が生じてきますよね。

 

これが時計じゃなくて、アホみたいにパチンコや競馬とかに浪費してるのであれば何も言われないと思います。

 

それなのに、ゴルフのクラブとか革靴とか腕時計とかに(上司より)お金をかけると急に目をつけられます。

 

Why Japanese people??ってヤツです。厚切りはせじも黙っちゃいませんよ。

 

純粋に腕時計が好きで購入したい若者の気持ちをこんなアホくさい嫉妬のせいで芽を摘まれるなんで。もったいないです。

 

私は現職で時計好きキャラを構築したので多分何をつけてても許されますが、オフィスでも好きな時計を着けたければ何かしら方法はあると思います。

 

「年相応の時計じゃないから」を決して購入しない言い訳にしないで欲しいと切に願ってます。

 

簡単ですがどうしても伝えたかったので今回の記事にしてみました。

気軽にコメントお待ちしております。

 

はせじ